このたび一般社団法人文学フリマ事務局ならびに文学フリマ・アライアンスでは、運営体制を変更いたしましたので、お知らせいたします。
一般社団法人文学フリマ事務局 (以下、当団体) は2022年に、各地域 (東京・大阪・福岡・岩手・札幌・広島・香川) の文学フリマ地域事務局の運営を支援する組織として設立されました。
設立以来、理事1名の体制により運営してまいりましたが、今後の活動規模の拡大のため効率的・安定的な運営を強化しつつ、より実効性のあるガバナンス体制への移行を図るため、2025年初頭より継続的に協議した結果、理事2名による意思決定体制とし、監事1名が運営体制の監査を実施、参与1名が法人に所属せず、ボランティアの立場から助言・補佐を行うこととなりました。
これにより、全国各地のボランティア組織を基盤とするイベントとして、堅固な運営体制の構築や将来に向けた活動の継続性の向上をめざします。
具体的な役職ならびに就任者は以下となります。
- 理事: 松島梨恵(代表理事/東京事務局代表)・善積健司(大阪事務局代表)
- 参与: 土井敦史(京都事務局代表)
- 監事: 望月倫彦
あらたに理事・参与に就任しました3名は、10年以上にわたってスタッフとして文学フリマの運営の中核を担い、全国各地の文学フリマ事務局とも連携して業務に携わってまいりました。また、引き続き、ボランティアスタッフとしても各地の文学フリマを支え続ける所存です。今後も「文学のための開かれた『場』」としての文学フリマを維持しつつ、時代の変化に合わせつつも、文学フリマの目指す姿を実現するため、より良い運営の実現に向けて努力をしてまいります。
なお今回の体制変更に伴い、望月倫彦は代表理事を退任した上で監事に就任し、これまでの豊富な経験を活かして文学フリマの運営状況ならびに財務状況を監督する立場となりました。
出店者のみなさま、ご来場者のみなさま、関係者のみなさまにおかれましては、今後も変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
2025年10月6日(月)
一般社団法人 文学フリマ事務局
代表理事 松島梨恵
理事 善積健司
監事 望月倫彦
文学フリマ・アライアンス
参与 土井敦史
新任監事・望月倫彦より:
このたび、私は一般社団法人文学フリマ事務局の代表理事を退任し、あらたに監事に就任いたしました。
2002年の第一回文学フリマにいち出店者として参加し、2003年の第二回文学フリマから大塚英志さん、市川真人さんから引き継ぐかたちで文学フリマ事務局の代表を務めてきました。つまり私自身が、先人からこの活動を託された身です。
自分が代表を務めた二十数年間で、文学フリマは多くのスタッフや参加者、支援者のご縁に恵まれ、年々規模を拡大し、全国各地での開催を実現し、コロナ禍のような危機も乗り越えることができました。その中で、私に残された使命はこの文学フリマを後進に引き継ぐことではないかと考えてきました。個人的な事情ではありますが、2023年から教育の現場に身を置くことになり、学生たちが持つ文学フリマへの強い情熱や興味に触れることで、よりその思いを強くした次第です。
今回あらたに理事・参与に就任する3名は、長年、文学フリマ全体の運営に尽力をしてきた心強いメンバーです。彼らがいなければ、今の文学フリマは存在しません。3人がこの新体制の役割を引き受けてくれたことに感謝するとともに、安堵も感じています。
参加者のみなさまにおかれましても、この3名による新体制で文学フリマがより良いイベントとなることにご期待いただけましたら幸いです。
私は監事として、文学フリマの活動を見守って参ります。また、代表職を離れたことで、今後はより広範に、教育的な立場でも文学フリマという運動を広めていく所存です。
これからも文学フリマをよろしくお願いいたします。
新任代表理事・松島梨恵より:
このたび、一般社団法人文学フリマ事務局の代表理事に就任いたしました、松島です。 新任の理事・参与を代表してご挨拶させていただきます。
私は2010年の第十一回文学フリマに出店者として参加し、2014年末頃からスタッフとしての活動を始めました。それから10年間、文学フリマは沢山の方のご支援を受けて、年々規模や開催地を拡大し、数々の災害やパンデミックなどの危機を乗り越えながら、活動の輪を広げてまいりました。その間に言葉をめぐる環境は大きく変化し、自ら一文字ずつ書く時代から、画面上で単語を選ぶ時代、そして今や言葉を機械に自動記述させることすら可能な時代にまでなりました。そのような時代状況の中で「自らの手で書き記す」ことや、イベントの場で「自らの手で作品を手渡す」ことは、より特別な意味を持ってくるだろうと予感しております。
また、事務局の組織としては出店を求める方の数が年々拡大する中で、会場キャパシティの壁、物流問題、表現形態の多様化など、過去と比べて一層困難な意思決定を迫られる場面が増えました。
そのような中で、多くの方が作品発表の機会を確保し、また多くの方が作品に触れられるよう、現状に合わせたオペレーションの改善や時代状況に合わせた運営体制の構築、方針の策定等が、新体制にとっての急務であると捉えています。
これまで望月をはじめ全国の文学フリマ事務局の代表が長年築いてきた文化を引き継ぐと共に、文学フリマが「まだ見ぬ読者の前に立ちたい」という出店者や「まだ見ぬ〈文学〉に向かい合ってみたい」という読者のための、公共的な場として発展していけるように、また地域の文化・芸術の担い手にとって一層安心して作品を発表できる場となるよう、理事・参与・監事および全国の事務局代表・スタッフとともに邁進してまいります。理事・参与とも兼業の体制でもあり、至らぬ点も多々あるかとは存じますが、ぜひ、皆様にも変わらぬお力添えを賜りたく存じます。
今後とも、文学フリマをよろしくお願いいたします。