文学フリマ百都市構想 〜言葉が集まる、文化が生まれる〜
文学フリマ百都市構想とは
文学フリマを開催したいという有志を支援すること、
様々な地域で文学フリマを開催すること、
そして各地域間の交流を生み出すことを目的とした取り組みです。
文学フリマを全国各地に広めることで、文学のみならずすべての文化藝術活動をより身近で、より豊かなものにすることを目指しています。
- 地域を越え、世代を超え、作者や読者の垣根も越えた交流によって新たな創作者を生み出す。
- 地域同士の結びつきで創作の輪をひろげ、芸術の愛好者を生み出す。
- 地域に根付く豊穣な文化に触れる機会を作り、それを受け継ぎはぐくむ継承者を生み出す。
文学フリマ・アライアンスプログラム 〜あなたの街で文学フリマを開催するために〜
文学フリマ百都市構想のもと、全国各地で「文学フリマを開催したい」と考えている有志に一般社団法人文学フリマ事務局から支援を行います。
各地域の事務局でアライアンス(連盟、連合)を組み、「日本各地で文学フリマを開催する」ための協力体制を提供するのが「文学フリマ・アライアンスプログラム」です。
具体的には、下記の支援を用意しています。
- 主催業務に関わるノウハウ・マニュアルなど知的財産の提供
- 申込受付・出店料決済システムの共同利用
- Webカタログの共同利用
- 公式Webサイト(このサイト)の共同利用
必要な規則と事務作業の部分をできるかぎり共通化することで、各地域で文学フリマを立ち上げる主催の負担を軽くし、イベントのそのものをおもしろくする創造的な仕事に注力できるようにするのが目的です。
必要なものは情熱です。
「文学フリマを開催したい」という情熱があれば、ご自身の手で具体化できるように私たちがお手伝いをします。それが文学フリマ・アライアンスプログラムです。
アライアンスメンバー(2023年9月現在)
文学フリマを開催したい!と思ったら……
新規開催立ち上げの流れ
新しい地域の開催は以下のような手順で進みます。
- 「文学フリマを地元で開催したい」と思ったら、一般社団法人文学フリマ事務局に連絡します。
- 面談・書類等により審査を実施します。
(資質が満たないと判断した場合や、開催の見込みがないと判断した場合には、ご期待に添えない結果となる場合があります) - 文学フリマ事務局と打ち合わせを行います。
立ち上げ地域の事情や、他地域の状況なども考慮しながら、具体的に実現可能な開催ビジョンを決定していきます。
スタッフ参加経験のない方は、事情に応じ、他地域の開催で当日スタッフ経験をするなどして、開催のための力を養っていただきます。 - 開催の手引きを参考に、アライアンスでの報告・連絡・相談を密にしながら、スタッフとともに準備を進めます。
各スタッフのモチベーションやスキルを最大限に発揮し、第一回開催・そして開催継続に向けて取り組みましょう。
ご連絡をいただいてから実際に開催に至るまでは、少なくとも約1年半にわたる長い時間がかかります。情熱を維持しながら根気強く準備を続けましょう。
FAQ (よくある質問とその答え)
新規開催に関してよくある質問とその答えを下記ページにまとめてあります。一通りお読みください。
ご連絡ください
文学フリマを開催したいという方は、下記の情報をすべてお書き添えの上ぜひ一般社団法人文学フリマ事務局へご連絡ください。
- 主催希望者についての情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、職業など)
- その地域で文学フリマを開催したい理由(できるだけ詳しく)
- 開催を希望する具体的な地域 (できるだけ具体的な都市や町)
- 開催を想定する時期 (おおよそで結構です)
- 開催を想定する施設の情報(収容可能人数、利用費、主要駅や空港から施設へのアクセスなど)
- 文学フリマの参加経験(一般来場・出店・スタッフ、設営ボランティア等)
※参加経験のない方は、まず何らかの形で文学フリマの経験を経てから開催を御検討ください。 - スタッフとして協力してくれそうな方の人数と人物像(※最初は自分+親友1人だけ、でもOKです)
- 質問・懸念事項 (上掲の FAQ をお読みいただいたのち、ご記入ください)
情報の準備が整ったら、【問い合わせフォーム】より「一般社団法人文学フリマ事務局」へご連絡ください。
支援があるとはいえ、開催主体となるのは地元有志です。
社会人としての資質は当然として、開催に至るまでの準備や当日の業務に至るまで、多くの時間と労力が求められます。準備の過程では、これまでの経験や知識を捨ててゼロから学ばなければならない場面や、プレッシャーを感じる場面も多々あります。それでもなお、地元に文学フリマを根付かせたいと思う有志諸氏からの連絡をお待ちしています。
これまでの開催地(2023年2月時点)
開催地 | 会場(所在地) |
---|---|
東京・青山 | 青山ブックセンター本店カルチャーサロン青山 |
東京・秋葉原 | 東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 |
名古屋市千種区 | 名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール |
東京・蒲田 | 大田区産業プラザPiO(大田区) |
東京・平和島 | 東京流通センター 第一展示場・第二展示場 |
堺市中区 | 堺市産業振興センター イベントホール |
千葉市美浜区 | 幕張メッセ |
金沢市 | ITビジネスプラザ武蔵 |
福岡市中央区 | 都久志会館(第一回〜第二回) →天神ビル(第三回〜第四回)→ TKPエルガーラホール(第五回〜) |
札幌市中央区 | さっぽろテレビ塔(札幌市) |
盛岡市 | 岩手県産業会館・岩手教育会館(盛岡市) |
京都市左京区 | 京都市勧業館 みやこめっせ |
前橋市 | K’BIX元気21まえばし(前橋プラザ元気21) |
大阪市中央区 | 大阪マーチャンダイズ・マートビル |
広島市南区 | 広島県立広島産業会館 |
札幌市北区 | 北海道自治労会館 |
札幌市白石区 | 札幌コンベンションセンター |
香川県高松市 | 高松シンボルタワー展示場 |
東京・有明 | 東京ビッグサイト |
文学フリマとは
文学フリマは誰もが参加できる文学作品の展示即売会です。
既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれずに文学作品を発表できる場を提供すること、作り手や読者が直接向き合あって交流できる場をつくることを目的とし、プロ・アマといった垣根も取り払ってすべての人が文学の担い手となれるイベントとして開催されてきました。
2002年から東京を中心に開催されてきた文学フリマですが、少しずつ日本の各地域にその輪をひろげてきました。
このたび文学フリマ百都市構想を立ち上げ、全国各地に文学の種を蒔き、芽を育て、花を咲かせることを目指します。