2020年7月19日(日)「第五回文学フリマ札幌」開催中止のお知らせ

2020/7/19(日)「第五回文学フリマ札幌」開催中止のお知らせ

2020/7/19(日) に開催を予定していた「第五回文学フリマ札幌」は、【中止】といたします。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の国内での感染状況・これまでの行政の発表内容等を鑑みての判断となります。詳細は後述いたします。
開催を楽しみにしていただいた皆さまには、心よりお詫び申し上げます。

今後も各地の文学フリマ開催が予定されていることから、「第五回」札幌開催は延期や振替ではなく中止とします。
出店者の皆さまには出店要項に沿って、お預かりした出店料から振込手数料および現時点までにかかった経費を差し引いた額として【1ブース当たり3,300円】(2ブース取得の方は6,600円)を返金いたします。
返金手続きに関する詳細は、出店者の皆さま宛にメールにてお送りしております。必ずご確認ください。
もし本日中にメールが届かなかった方は、まずフィルタリングの設定や迷惑メールボックス・ゴミ箱などを確認ください。それでも見当たらない場合、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

なお、「第五回文学フリマ札幌」は開催地域の現在の状況や例年の開催状況など、札幌開催独自のさまざまな事情を勘案し、中止を選択いたしました。
本イベントの措置を引き合いに出して、他の類似イベントや9月以降の文学フリマ(他地域を含む)に対して同様の判断を迫るような言動は慎んでいただきますようお願いいたします。
9月以降に開催予定の文学フリマに関しては、状況を注視しつつ開催に向けて準備を進めており、現時点では開催する予定です。各開催ごとに開催状況はお知らせして参ります。

「第五回文学フリマ札幌」中止判断の理由

文学フリマ札幌事務局では国内で新型コロナウイルス感染症が流行し始めた当初より、政府および自治体などから公表されている一次情報を収集し、他事務局との情報共有を行いながら文学フリマ札幌の開催に関する検討を行ってきました。
また、会場の特性や地域の状況などを考慮し、会場内でどのような感染症対策を取りうるか検討してまいりました。

本日、全都道府県の緊急事態宣言が解除されましたが、緊急事態宣言解除後も当面はイベントの参加人数についてや感染対策の徹底など大きな制限があり、文学フリマ札幌のような規模の催事は開催が難しいものと考えられます。
また、現在道内では札幌市や千歳市などで集団感染が確認されており、開催に伴う都市間移動が生じることを鑑みると、主催側では関知しえない部分での感染リスクについても懸念されます。
結果として、以下の理由で「中止」を決定いたしました。

  • 「第五回文学フリマ札幌」においては、専門家会議が推奨する一定の感染症対策を講じたうえで開催をしても、参加者の皆さまに過去と同様に楽しんでいただけるような環境の提供が困難だと判断したため。
  • 感染症対策を講じるにあたって、必要なスタッフの確保が難しいため。
  • 現在感染者数は減少傾向にあるが、今後も予断を許さない状況は続くと考えられ、万が一感染者が急激に増大した場合、開催直前であっても開催中止せざるをえない可能性がある。そのような状況下で開催を目指すことは出店者・来場者の皆さまにとってもリスクが高いと考えられるため。

その他、道内での感染状況や、緊急事態宣言が全国の中でも長く継続したこと、文学フリマ札幌に参加される重症化リスクの高い方々への配慮、北海道内における各種イベントの中止決定などの出来事を総合的に鑑みて、今回の中止を決定いたしました。

皆さまへのお願い

  • 関係者の皆さまへの情報共有にご協力ください。事務局からも情報発信をしておりますが、念のため出店メンバーや知人の出店者、来場予定の方などにも、「第五回文学フリマ札幌」が中止となったことをお伝えいただくようご協力ください。
  • 会場や関係業者との連絡調整等のため、お問い合わせを頂いた場合でも、回答が遅れる場合がございます。もしお問い合わせ頂いたとしても、現時点ではWebサイトおよび出店者の皆さまへのメールに記載した事項のほかにはお知らせできることがございません。あらかじめご了承ください。
  • 会場への直接のご連絡は迷惑となりますので、おやめください。
  • 不確実な情報の発信はおやめください。文学フリマ事務局では本件に関して、公式Webサイト、ニュースレター、出店者の皆さま宛のメール、SNSの公式アカウント以外の手段で発表することはございません (郵送や電話での連絡は原則として致しません)。必ず一次情報をご参照ください。

出店者の皆さまへのお願い

  • 参加のために予約した宿泊施設、交通機関(新幹線・飛行機・船舶など)のキャンセルは、ご自身で早急にお手続きください。※新型コロナウイルス感染症に伴う対応として、キャンセル料なしで払い戻しを実施している施設、交通機関が多くあります。
  • ご自身のSNS等での参加予定等の記述削除や変更を忘れないようにお願いいたします。
     Twitterのアカウント名、固定ツイート、自動投稿などにご注意ください。
  • 印刷業者に会場への直接搬入や宅配搬入を依頼されている方は、業者様と印刷物の取扱いについてご相談ください。(※事務局からもできるかぎり印刷会社様にご連絡いたしますが、全ての業者様をカバーできるわけではございませんので、必ずご自身の注文についてはご自身でご連絡ください)
  • 会場宛に宅配荷物を搬入しないでください。

※追記 返金を実施しました(7月3日付け)

メールにてご案内しましたとおり、期日までに返金先の口座をご登録いただいた出店者のみなさまに規定の出店料の返金を行いました。(2020年7月3日付けで振込)。
ご自身で指定した口座の入金をご確認ください。

今後のお知らせについて

今後、本お知らせに関して追記事項等が発生した場合には、

  • 文学フリマ公式Webサイト(本ページ)
  • 文学フリマニュースレター(※重要なお知らせの場合のみ)
  • 出店者様宛のメール (出店者のみ関係する事項の場合)

上記の手段でお知らせするものとし、補助的にSNS等で呼びかけをいたします。
(事務局がこれら以外の手段を用いてご案内することは原則としてありません。ご注意ください)

文学フリマ札幌事務局より皆さまへ

文学フリマ札幌事務局代表 奥村哲哉

このたび、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
また、医療・介護、物流、小売、教育、交通、インフラなど日々私たちの生活を支えてくださっている業種の皆さまに心より感謝を申し上げます。
文学フリマ札幌事務局は、2020年7月19日(日)に開催を予定していた「第五回文学フリマ札幌」の中止を決定いたしました。
ご参加を予定されていた皆様には、心よりお詫び申し上げます。
また、出店者の皆様には、出店料より諸経費を差し引いての返金となることについて、ご容赦ください。

今回の中止によって、文学フリマ札幌という、道内各市町村および日本国内全域の皆様による「文学」が北の大地に集まる機会を、また一つ失うことになります。私たちとしても、それは本意ではありません。
3月に北海道独自の緊急事態宣言が発令されて以降、北海道内でも夏頃まで中止となるイベントが相次ぐ状況下で、それでもなお開催に期待をかけてくださっている方も多くいらっしゃいました。
この開催へのご期待に沿うことができないことを非常に心苦しく思います。

一方で、開催を選んだ場合には、感染対策に必要なスタッフの確保が困難であり、都市間移動による感染リスクの回避なども難しくなります。
また、本日北海道を含めた緊急事態宣言が解除されましたが、解除後も社会的距離の維持や三密の回避などの要請は続くとみられ、直ちに日常生活に戻れるとは限りません。そのため、7月19日時点でも大人数が参加する屋内イベントの開催が困難である可能性が否定できません。
それらの要素を総合的に判断した結果、現時点では、中止という手段が、次回文学フリマ札幌で皆様と笑顔でお会いするための最善の選択であると考えました。

いま様々な「日常」が制限され、新たな生活様式まで提言されている「誰もが全く望んでいない状況」の中で、皆様の中にもいろいろな想い、考えがあると思います。
そうしたものを是非「文学」として形にして残してください。
この状況下で皆様が生み出した新たな文学と、文学フリマの場で出会えることを事務局一同心より願っております。

「withコロナ」という言葉も聞かれるようになりましたが、暫くは日常的に新型コロナウイルス感染症とお付き合いをすることになる可能性があります。
今後の開催についても、事務局一同、さまざまな側面から検討を続けていきたいと思います。
皆様の育てた「文学」と札幌で直接お会いできるその日が、一日でも早く訪れることを心から願っております。
最後になりますが、新型コロナウイルス感染症に罹患された方の一日も早い快癒と、皆さまのご健康をお祈りいたします。