4. 印刷・製本する

印刷会社に注文して本を作る方法について解説するよ!
初めての人にも優しい「しまや出版」で印刷・製本を注文してみよう!

データが完成したら、いよいよ印刷・製本です。最近は個人が印刷会社で注文するのも簡単かつ手頃な価格になってきました。
注文や入稿、支払いなども、すべてオンラインで簡単に済むことが多くなってきています。
では、実際に本を注文する手順はどのようなものなのでしょうか。

「しまや出版」で印刷する

ここでは特に初心者の方や不慣れな方に手厚いサポートをしてくれる「しまや出版」さんを例に、本を注文する手順をご紹介します。
文章主体の本や、デザインが難しい方へのサービスにも力を入れていて、安心して本が作れます。
また、不明な点があればオンラインでスタッフさんに質問することもできます。

まずはじめに、担当者さんより力強い一言。
「初めてでわからないことは気軽に聞いて下さい!」
それでは、しまや出版さんでの印刷注文の流れを確認していきましょう。

1.仕様を確認

「1.本づくりの計画」で決めた仕様を再確認しましょう。

  • サイズ
  • 表紙用紙
  • 本文用紙
  • ページ数
  • 部数
  • 印刷方式
  • 納品方法・納品先・参加イベント
  • その他 (オプションなど)

印刷会社に入稿するときは「セット」の選択や、締切日の確認などのために、これらの情報が必要になってきます。
自分の決めやすいところから決めて、穴埋めしてみましょう!
(※セット:多くの同人誌印刷会社で用意されている、よく使う印刷方式や用紙・インキなどをまとめて簡単に注文できる組み合わせのこと)

2.仕様にあわせて「セット」をチョイス!

「しまや出版オンライン」にアクセスします。
メニューから、あるいは納品日から、注文する「セット」を選びます。

セットの内容が、自分のやりたい仕様と合っているか確認しましょう!

  • 表紙の印刷はカラーか、1色刷か?
  • オンデマンド印刷とオフセット印刷どちらにするか?
  • 割引は使える?
  • 予算内に収まりそう?

セット内容や表の見方が良く分からないときなどは、印刷会社に相談してみましょう。
作りたい本に合ったセットがどれなのか分からないときも、直接印刷会社の方に訊いてみるといいでしょう。
(※本以外の商品(チラシなども含む)は「グッズ」メニューから選べます)

表紙のデザインに自信がない人へ!
表紙のデザインに自信がない、できれば選ぶだけにしたい……という人には「セミオーダー表紙」がおすすめ。
数十種類の表紙テンプレートの中から、好きなものを選んでタイトル・著者名を入れてもらうことができます。
さらに「自分では作れないけど、自分だけのオリジナル表紙を作って欲しい」という人には「表紙まるごと オリジナルデザイン作成サービス」も。
プロのデザイナーさんがあなたの本のために表紙をデザインしてくれます。

3.注文フォームに入力

セットが決まったら、実際に注文してみましょう。

以下の事項をフォームに入力していくと、自動見積もりができます。

  • 本のサイズ
  • 部数
  • ページ数
  • 表紙の紙
  • 本文の紙
  • 印刷について
  • オプション
  • その他

慣れてきたらオプションで遊び紙などをつけるのもいいですね!
(※「遊び紙」:表紙と本文の間に入る色や柄などの付いた紙)

自動見積もりの内容はマイページに登録できます。
装丁や部数などで迷っている方は「自動見積もり」で色んなパターンの装丁の見積もりを試してみて下さい。
試してみた中で「これだ!」という装丁で注文に進むことができます。
自動見積もりで価格が出てこない装丁を頼みたい場合は、「見積もり依頼」を送ると印刷所側で見積もりを出してくれます。

4.納品方法・納品先を選択

納品についての詳細を入力します。

納品方法および納品先には、大きく分けて以下の種類があります。

  • イベント会場へ納品(直接搬入/宅配搬入)
  • 自宅へ納品
  • 分納

「直接搬入」……印刷所がイベント会場に直接出向いて、ブースまで配達してくれる搬入方法です。印刷所により、対応するイベントが決まっています。 「宅配搬入」……イベント会場に宅配便で送ってくれる搬入方法です。イベントの宅配搬入と同様の方法で印刷所が送ってくれます。
「分納」……自宅とイベント会場に半分ずつ、など複数箇所に納品できます。

部数によっては送料が無料になります。
最後に入金方法を選択して、注文完了です。
料金はクレジットカードや銀行振込などで支払うことができます。

5.データを入稿

「マイページ」の「注文一覧」にある入稿ボタンからデータを入稿します。

入稿データは「.zip」や「.lzh」形式に圧縮しておきます。
入稿画面の最初には入稿時に忘れやすい項目がチェックリストで表示されます。
「データがそろっているか」「ノンブル(頁番号)が入っているか」など……
全て確かめてから、データ送信画面へ。


データを画面上にドラッグ&ドロップすると、簡単に入稿できます。
入稿データリストに表示されたらデータの区分(表紙か本文か)にチェックを入れて、入稿完了です!

さて!入稿と支払も終わって、あとは本ができるのを待つのみ……?
ちょっと待って! 当日までにまだ準備することがあります!