「純文学論争」インデックス

日本の「純文学」に関して発生した論争は、以下のものがあります。

  • 昭和期の論争 (1960年代):
    • 平野謙によって始まったもの
  • 平成期の論争 (1990年代〜2000年代):
    1. 1993年: 笠井潔によって始まったものと、そこから派生した鈴木貞美と小田切秀雄の間でのもの
    2. 1998年: 直木賞選考委員らによる直木賞・芥川賞の一本化論、丸谷才一・江藤淳らの雑感、およびそれを受けて書かれた読売新聞での文芸時評に対するもの
    3. 2002年以降: 大塚英志さんに対するもの
    平成期のうち1993年の論争は1998年の論争でも言及され、1998年の論争は2002年以降の論争でも言及されており、ある程度連続したものとなっています。

文学フリマは2002年の論争をきっかけに誕生したイベントです
イベントのルーツを把握するため、文学フリマ事務局では平成期の論争に関する文献を収集しています。
とくに、直接論争に関係するもの・論争について言及したもの・論争の当事者によって言及されたもののなかから、内容を確認したものをリストとして以下にまとめています。
なかでも文学フリマとの直接ないし強い関連性があるものについては太字にて記載しています。
文学フリマや「純文学論争」について深くお知りになりたい方は、是非ご活用ください。
下記のうち雑誌・新聞に記載されたほとんどの文献は、国立国会図書館から複写を取り寄せできます。

★: 「ドン・キホーテの「論争』」(笙野頼子 / 講談社1999年)に所収
☆: 「徹底抗戦! 文士の森」(笙野頼子 / 河出書房新社2005年)に所収