各種ルール
第1条 (目的)
本規約は、一般社団法人文学フリマ事務局が制作するイベント「文学フリマ」における参加条件を定めるものです。本規約はイベントをその理念にかなうものとし、円滑に開催するために定めます。文学フリマへの参加にあたっては本規約をよくお読みください。
第2条 (用語の定義)
本規約における用語は以下の各号のとおりとします。
- 「イベント」とは、一般社団法人文学フリマ事務局が制作する「文学フリマ」の名称を冠したイベントのことをいいます。
- 「本規約」とは、この「参加規約」をいいます。
- 「個別規約」とは、本規約以外に別途定める規約・ルール・注意事項のほか、個別のイベント開催回ごとに定める規約・ルール・注意事項の一切をいいます。
- 「主催事務局」とは、「文学フリマ」の名称を冠するイベントを主催する団体および一般社団法人文学フリマ事務局を指します。
- 「会場」とは、主催事務局の管理権限のおよぶ範囲の土地・建物の範囲の一切を指します。
- 「販売」とは、無償・有償に関わらずイベント内にて文学作品を販売・配布する行為の総称を指します。
- 「ブース」とは、出店者に対して割り当てられた販売のための什器と空間を指します。
- 「出店」とは、ブースの割当を受け、ブース内で自身が携わった作品または友人等から委託された作品を販売する行為を指します。
- 「来場」とは、出店者の作品の閲覧・購入および出店者との交流を目的として文学フリマ会場内に入場する行為を指します。
- 「入場料」とは、来場者が会場に入場する際にお支払いいただく金額のことを指します。入場料のお支払いをもって入場することができます。有料となる場合には個別の開催回のルールにて金額と支払方法を定めます。入場無料とする場合にはお支払いは不要となります。
- 「参加」とは、「出店」ないし「来場」によりイベントに関わることを指します。
- 「出店者」とは、「出店」を行う方を指します。
- 「出店代表者」とは、出店を行う団体を代表して出店申込を行う方を指します。
- 「来場者」とは、「来場」を行う方を指します。
- 「参加者」とは、「参加」を行う方を指します。
第3条 (適用)
- 本規約に同意いただいた方に限りイベントへの参加ができるものとします。
- イベントへの来場にあたっては、会場内へ立ち入ったことをもって本規約に同意したものとみなします。会場入口にて本規約を閲覧できる状態としておきますので、必ず本規約をお読みください。
- イベントへの出店にあたっては、出店申込時に出店代表者による本規約への同意が必要となります。また代表者以外の出店者については、当日会場に入場したことをもって本規約に同意したものとみなします。
第4条 (通知・連絡)
- 主催事務局からの情報発信・通知、および参加者との間の連絡は日本語で行うものとします。その際の日付・時刻の表記は特記なき場合いわゆる日本標準時 (協定世界時(UTC)に9時間を足したもの) に基づくものとします。
- 参加者は、イベント会期外に主催事務局に連絡をする場合、主催事務局が指定するフォームまたは電子メールにての連絡を行うものとし、返信は電子メールなどにより行うものとします。その他の手段を用いた連絡についてはお受けいたしかねます。
- 参加者は、イベント会期中に主催事務局に連絡をする場合、口頭にて連絡を行うものとし、返信はその場での口頭ないし電話にて行うものとします。
- 出店者は、イベント会期中に主催事務局に連絡をする場合、主催事務局が指定するフォームも利用できます。
- 主催事務局と特定の参加者の連絡事項は特記なき場合両者の間で秘密とすることとし、第三者に対して公開する場合は事前に両者の間で合意の上実施することとします。
- 主催事務局から参加者に対して広く行う連絡は、文学フリマ公式Webサイト (https://bunfree.net/) での掲示、または参加者に対する電子メールの一斉送信により行います。
- 参加者から正確な連絡先の提供がなされていない場合や、受信環境の不備・閲覧環境の不整備、受信内容を閲覧しなかったことにより発生した不利益に関しては、主催事務局は一切責任を負いません。
第5条 (出店)
- 出店にあたっては事前の出店手続きの完了を必須とします。
- 出店の条件・出店料・出店手続きの方法は別途定めます。
- 主催事務局は出店者に対し事前にブースの割当を行い、出店者はイベント開催当日に当該ブース内でのみ作品の販売を行うことができます。
- 出店者はイベント会場内の自らのブースにおいて、自身が制作に関与した「自らが〈文学〉と信じるもの」を自由に販売できます。ここでいう制作とは、執筆・編集・デザイン・描画・撮影・造形等を指します。
ただし、次のような物品は販売ができません。販売禁止物- 古書、古本、新古書の類い (ただし自著、自身の関係した出版物は可)
- 第三者の知的財産権を侵害するもの(無許可での複製など、パロディ・オマージュ・カリカチュア・引用の域を超えるもの)
- 表象でないもの(鉱石、金属などで作品性・作家性が認められないもの)
- 金券 (オリジナルデザインの切手やプリペイドカード等)
- 法令上、販売の要件を満たさない飲食物 (無許可・無資格製造等) (文学フリマ東京38より前の開催回に適用)
- 酒類 (文学フリマ東京38以降の開催回より明示的に販売禁止物となりますが、それより前の開催回では前項の規定により禁止となります)
- 飲食物全般 (ただし工業的に生産され、個包装された状態でメーカーから出荷されたもので、常温保管可能で、外装に表示の通りに適切に保管され、消費期限内の食べ物は可。※適切な行政上の手続き・許認可等を行った飲食業・食品製造販売業等の法人に限り、主催事務局が特別に販売を認める場合があります。詳しくは一般社団法人文学フリマ事務局までお問い合わせください。) (文学フリマ東京38以降の開催回に適用)
- 薬品化合物 (化粧水・石鹸など)
- 非常に高額なもの (貴金属や宝石を利用した宝飾品など)
- 本規約で、会場への持ちこみが禁止されているもの
- 法令に反するもの
- 自身が関与していない作品についても、友人・家族等による作品であれば、出店者が代行して販売することができます(いわゆる委託販売)。
- 出店者はブースの管理に際し、前後左右および周辺のブースが円滑に販売を行えるよう、ブース訪問者の整理や行列形成など必要な管理を行う義務を負うものとし、その目的のために必要な権利を有するものとします。出店者はブース訪問者に対し、列形成への協力を求め、必要に応じてブース前から退去・移動するよう指示することができます。
- 訪問者がブースに殺到し周囲の出店者の販売に支障をきたしている場合には、販売の一時中止や販売手法の簡略化・効率化を要請すること、行列形成が可能なブースへの移動を要請することがあります。
- 下記事由により、個別の出店者に対して、主催事務局は開催前または開催当日に出店のとりやめ、作品の販売の取りやめ、または内容の一部変更を要請する場合があります。この場合は出店料をお支払い済であるか否か、ブースの割当を受けているか否かにかかわらず、要請を受諾いただきます。
- 裁判所による命令の場合
- 過去にイベント内外にて禁止行為が行われた場合や、行われる可能性が高いと主催事務局が判断した場合
- 社会的問題の当事者が出店する場合で、当日の出店により想定されるリスクが対応可能な範囲を超えていると主催事務局が判断した場合
- 雑踏事故防止など、参加者の安全のために主催事務局が必要と判断した場合
- 作品が第三者の権利を侵害するものである旨について、その権利を有する本人またはその正式な代理人から申し入れがあり、その申し入れの内容が信用するに足ると主催事務局が判断した場合
- 外形上明らかに上掲の販売禁止物に該当する物品を販売していると主催事務局が判断した場合
- 出店者となる要件を満たしていないことが発覚した場合
- その他、主催事務局が必要と認めた場合
- 文字による表現を主とし、かつ多量の作品が流通するイベントのため、主催事務局が販売作品における表現内容のすべてを確認することは行いません。販売物が販売禁止物に該当するか否かにつき、主催事務局は積極的かつ完全な確認・監視等の措置を行う義務を負いません。
第6条 (権利の帰属)
- 出店者により販売された作品は、当該作品の作者をはじめとした著作権者にその権利が帰属します。
- 出店者または作者自身による明示的な意思の表示がない場合には、出店者および作者は他者に対し自作品をSNSや報道メディア等により紹介することを許諾したものとします。SNSや報道メディア等における紹介を明示的に謝絶する旨を出店者または作者が表示した場合には、作品の購入者はその意思を尊重した行動をとるようにお願いします。
- 参加者は会場への入場をもって、個人を特定できない形で参加者自身が写り込んだ画像・動画のうち、一般的に肖像権を侵害していないとされる範囲での使用を取材メディアおよび主催事務局に対して承諾したものとします。
第7条 (主催事務局による指示)
- 主催事務局は、次のような場合に参加者に対して必要な指示を行います。
- イベントの円滑な開催のために必要な場合
- 他の参加者の安全確保のために必要な場合
- 違反行為が行われている状態の解消のために必要な場合
- その他、上記が必要となる状況を未然に解消することが望ましいと主催事務局が判断した場合
- 会場内では参加者は事務局の指示に従っていただきます。
第8条 (禁止事項)
文学フリマをその理念にかなうイベントとするため、参加者に対する禁止事項を以下の通り定めます。
-
文学フリマに関するすべての行為について以下の行為を禁止します。
禁止行為
- 出店者の販売の妨害となる行為 (次項に例示します)
- 参加者や主催事務局へのいやがらせ、不当な要求等の迷惑行為
- 社会的に迷惑となる行為全般 (両替目的の買い物、ゲームセンター等の両替機の利用、会場内や公共施設・駅トイレを利用した着替え(やむを得ない場合を除く)、不審者と見なされうる服装やコスプレでの来場、路上駐車、駐輪自転車の放置、その他近隣住人や社会への迷惑となる行為全般)
- 主催事務局、会場管理者、他の参加者、官公職員(警察官、消防官、自衛官等)になりすます行為、まぎらわしい言動、またはそれらに類似した制服の着用
- 商標ガイドラインにて別途定める禁止事項に該当する行為
- 同一団体による複数の申込、虚偽の情報を含む出店申込
- 出店する権利・入場する権利の譲渡・転売、出店者入場証の複製・偽造・販売
- 販売を目的とせず、出店者入場証やブースの取得を主目的とした出店申込
- 反社会的勢力に属する人物の会場内および会場周辺への立ち入り・出店・入場、または文学フリマに関連して反社会的勢力に対し直接または間接に利益を供与する行為、または反社会的勢力との関係を標榜する行為
- 性的対象・恋愛的対象との出会い等を希望、または誘導することを主目的とする行為
- 犯罪行為またはこれを予告、関与、助長する行為
- 法令または公序良俗に反する行為
- イベントの開催を円滑に行うために行われた主催事務局からの要請に従わない行為
- その他、 開催の妨害となる行為、周囲の参加者や会場側に迷惑が生じる行為全般
-
文学フリマは「流通のための場」ですので、故意か否かにかかわらず販売妨害行為を禁止しています。たとえば、次の行為は販売妨害となります。
販売妨害行為の例
- 出店時に隣接するブースへの迷惑となる行為。たとえば、
- 自ブースにできた人だかりを適切に整理せず放置する行為 (隣接するブースの出店者への販売妨害となります)
- 大声での呼び込みや、ブースの外に立っての呼び込み
- 自分の作品等を他のブースや通路で宣伝・販売する行為 (いわゆる行商・押し売り・客引き)
- 無理矢理の引き留め、しつこい勧誘
- 人が集まるようなパフォーマンス
- 周囲の迷惑になるパフォーマンス
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楽器・スピーカーなどによって音楽・ラジオ・映画・映像の放送、楽器の演奏、歌唱など周囲に音声を流す行為。※映像のみの表示や、ヘッドホンを使用する音楽や動画の試聴は可。
なお、Web会議ツール等を利用した通常の会話と同程度の音量によるリモート通話による接客は可としますが、周囲から迷惑であるとの声が寄せられた場合にはスタッフから通話の中止・ミュートまたはヘッドホンの利用をお願いする場合があります。 - 不安定な状態で物を積み上げる行為
- 出店者に対して、作品の購入を目的としない会話や長時間の会話をもちかけ、販売機会や他者との交流機会を逸失させる行為
- 販売活動のための正当な理由に基づき、ブース前より移動するようにブースの出店者や主催事務局から要請されたにもかかわらず、その要請に従わない、ないし該当ブースへの訪問を繰り返す行為
- 販売活動のための正当な理由に基づき、出店者や主催事務局から来訪を謝絶する旨の説明を受けたにもかかわらず該当ブースへ来訪をする行為、またはそのことをSNS等により告げる行為
- 出店時に隣接するブースへの迷惑となる行為。たとえば、
-
会場での以下の行為を禁止します。
会場での禁止行為
- 通路内での移動を妨げる行為
- 開催前夜・当日早朝からの来場
- ブースを取得していないにもかかわらず作品を販売する行為
- パフォーマンス(演劇・舞踊・朗読・歌唱など)
- コスプレ、度を超えた仮装 (着替えスペースを必要とするもの)
- フルフェイスヘルメット・目出し帽など、不審者とみなされうる服装
- 宗教・ネットワークビジネス・医療類似行為(スピリチュアル、カウンセリング等を問わない)等、文学フリマの趣旨と無関係なものの広報・営業・勧誘
- 詐欺的な製品、サービス、仕組み、プロモーションの売り込みや流布、あるいは詐欺的行為への関与を含む行為
- 主催事務局の許可を得ていないメディアによる取材行為
- 他の参加者に不快感を与えるような声かけ・取材・撮影・録音行為、フラッシュ・照明・大型のレフ板・大型の三脚を利用した撮影
- 文学フリマで販売された作品の会場内での転売
- 主催事務局の認めた手段・業者以外を用いた物品搬入
- 壁面へのポスター等の貼り付けや書き込み(出店者が周囲の迷惑にならない範囲でのスタンド等を使用しての掲示は可)
- あからさまな性・暴力・法令に反する行為等の表現を、ポスター・チラシ等で来場者の意思に関係なく閲覧せしめる状態におくこと
- 調理
- 荷物、ごみの放置
- 動物の同伴 (「身体障害者補助犬法」に基づき認定された補助犬の同伴を除く)
- 無人航空機・凧などを飛行させること
- 会場の電源・ガス配管・水道配管や什器の無断使用
- 他の出店者のブース、キャンセルしたブース、予備のブースの無断使用。(無断使用が発覚し通報を受けた場合には当該ブースの利用にかかる相応の額を請求する場合があります。) (文学フリマ東京39以降の開催回に適用)
- 明示的に許可されていない場所での喫煙、火器の使用
- 会場または主催事務局の設備・什器等を破損・汚損する行為
- 飲酒、酒気を帯びた状態での会場への立ち入り
- 発熱、下痢等の体調不良時や、心身不調の予兆がある状態での会場への立ち入り
- 臭気を発する状態や不潔な身なりでの会場への立ち入り
- 過去に文学フリマ会場内への立ち入りをお断りした人物の会場への立ち入り
-
次の物品の会場への持ちこみは固くお断りします。
会場への持ちこみ禁止物
- 机・椅子 (車椅子・シルバーカーなどの補助器具を除く)
- 風船など浮き上がるもの
- 人物・財産に危害をもたらす可能性があるもの全般
例: 危険物・火薬類、可燃性液体など(消毒液等で会場内で利用するごく少量の持ちこみは可)、ノコギリ・ドリルなど文房具の範囲を超える工具類、大量の液体、塗料など周囲を汚損する恐れのあるもの、ローラーつきの靴など衝突した際に危険となるもの、武器の類い(刃物、スタンガンなど)、またはそれらと区別が難しいもの (模造刀、モデルガンなど) - 強い臭気を発するもの、不潔なもの
- 煙等を発するもの
- その他、主催事務局が危険または迷惑と判断したもの、他の参加者の迷惑となるもの
- 主催事務局・スタッフ・出店者に対する以下の行為 (カスタマーハラスメント) を禁止します。(文学フリマ東京39以降の開催回に適用しますが、それ以前の開催回についてもハラスメント防止ポリシーに基づき禁止対象となります。)
上記の行為は開催当日の会場内で行われるものにかぎらず、主催事務局・スタッフ・出店者への問い合わせや要望の体裁を取って行われるもの、Webサイト・SNS等の公の場で行われるものも含み、受動的攻撃行動 (パッシブ・アグレッション) によるものも含みます。禁止行為(カスタマーハラスメントの禁止)
- 主催事務局・スタッフ・出店者の身体・精神に対する攻撃的な言動や、その人格を否定する言動
- 主催事務局・スタッフ・出店者として可能な範囲や、制度として定めた正当な範囲を超える要求をしつこく述べること
- 会場内外における長期間にわたるしつこい問い合わせ、押しかけ、居座り
- 負担が大きい特別な対応を主催事務局・スタッフ・出店者に対して不当に求める行為
(主催事務局およびスタッフは参加者に対して真摯に向き合い、その期待に応えるべく努力しています。そのため根拠ある健全な批判は歓迎します。しかし、有志として運営に携わるスタッフの活動意欲を損なうような言動は、運営継続に深刻な支障をもたらす重大な問題となります。そのため主催事務局はスタッフが安全に活動できるようにするため、カスタマーハラスメントの防止につとめています。カスタマーハラスメントを行った方に対しては文学フリマへの出店をお断りする場合があります。)
補足事項
例外として、イベント運営のため、主催事務局が認めた業者・メーカーに対して、販売や持ちこみに関する禁止事項の適用を一部除外し、会場内外での火器の使用・燃料の持ち込み・食品の販売・電動工具の利用等を許可する場合があるほか、参加者の利便のため、文学作品そのものの販売を目的としない出店を許可する場合があります。(飲食物や文具販売、印刷サービスの紹介等)
第9条 (規約違反への対応)
- 禁止事項に該当する行為 (以下、違反行為) を発見した場合は、ただちに主催事務局へお知らせください。違反行為に対しては、主催事務局から注意を行います。
- 違反行為が特に悪質な場合には、会場からの即時退去・当日のブース利用の停止・その他の処分をする場合があるほか、今後の出店申込を無効とする処分や、以後開催されるすべてのイベントへの立ち入り・出店・来場を禁止する処分をする場合があります。このとき、処分を下された側に生じた損害はいかなる場合でも補償いたしません (主催事務局に故意または重過失が存ずる場合を除きます)
- 違反行為が特に悪質であると判断する条件を次の通り定めます。
- 主催事務局の指示に従わない場合
- 違反行為が故意に行われたものであると主催事務局が判断するに足る相当の理由がある場合
- 注意を受けた後も違反行為が繰り返された場合 (過去の他のイベントにおいて行われた違反行為も含めます)
- 違反行為に関する情報は、すべてのイベント主催事務局間で共有し、一律に処分を適用します。
- 違反行為について、会場におけるすべての判断は主催事務局および会場管理者が行います。判断には開催地域・開催回・担当者により差が生じる場合があります。
- 本規約の発効前・改訂前にイベントへの参加等の処分を行った方については、発効後・改訂後も処分が継続して適用されるものとします。
第10条 (開催の中止・延期・開催期間変更、開催の一時停止)
- 以下の場合、開催の中止・延期もしくは開催期間の変更を行う可能性があります。
- 法令に基づく命令による場合
- 会場からの要請があった場合
- 公的機関 (消防・警察・自治体など) からの要請があった場合
- 大規模な災害(台風・地震 (震度5強以上)・水害・大雪・広域停電など)、大規模交通障害、パンデミック、テロ、戦争等により開催への支障が発生した場合で、次の条件のうちいずれか1つ以上を満たす場合
- 支障により会場が利用できない場合
- 支障により大部分の参加者が会場まで来られないことが明らかである場合
- 支障による道路の通行規制や業者都合により、当日販売される予定の作品の大部分、もしくは会場設営に必要な什器が搬入できない場合
- 支障により主催事務局の構成員が被災し、活動が困難となった場合
- その他の諸条件により開催が不可能となった場合
- 出店者募集に対する応募が極端に少なく、イベントとしての理念にかなう開催が困難な場合
-
以下の場合、開催開始時刻を予定よりも早める場合があります(アーリーオープン)。
- 開始前に入場待ちの行列が来場者であふれかえり、入場列や会場の安全確保が困難となった場合、またはそのおそれが発生した場合
- 近隣施設・会場等の要請による場合
- 以下の場合、主催事務局は開催の一時停止または開催期間の変更を行う場合があります。
- 震度5弱以上の地震、火災・ガス報知器・緊急地震速報等の吹鳴、電源ブレーカーや漏電遮断機のトリップ等が発生した場合などで、会場内の安全が確認できるまでの間に参加者の行動抑制や避難を行う必要があると主催事務局が判断した場合
- 急病人発生等の非常事態により、救急隊の活動のため参加者の行動抑制や待機が必要であると主催事務局が判断した場合
- 開催の中止・延期・開催期間の変更、または開催の一時停止により、参加者または第三者が被ったいかなる不利益または損害についても、主催事務局は一切の責任を負わないものとします (主催事務局に故意または重過失がある場合を除きます)。
第11条 (返金)
- 出店料・入場料の返金は原則としていたしません。ただし、第5条8項による出店取りやめの場合や、主催事務局に故意または過失がある場合を除きます。
- 中止・延期の理由が天災等の不可抗力である場合には、原則として出店料・入場料の返金はいたしません。ただし、出店者の活動継続のため望まれると主催事務局が判断した場合には剰余金 (当該開催回に関する出店料の入金額の総和から、支出した経費を引いた額) から出店料の一部を返金することがあります。この場合には主催事務局が定めた期日までに所定の方法で返金先の金融機関名を届け出てください。返金方法は前掲の連絡方法により示します。期日を過ぎてからの届け出については返金対応いたしません。返金額は、剰余金をブース数で等分し、そこから振込先金融機関によらず一律の振込手数料を差し引いた額とします。
第12条 (文学フリマ地域事務局間の連携)
- 主催事務局に寄せられた質問・意見、その他運営にかかわる情報は文学フリマ地域事務局および一般社団法人文学フリマ事務局間で共有し、今後の運営改善に活用します。
- 主催事務局による運営・開催が困難となった場合、一般社団法人文学フリマ事務局が他の文学フリマ地域事務局と連帯し主催業務のすべてを代行し当該回を開催できるものとします。
- また開催をやむなく中止・変更・延期する場合で主催事務局が必要と認めた場合には、主催業務の一部または全部を一般社団法人文学フリマ事務局が代行できるものとします。
- 代行開催や代行事後処理の際に必要な主催事務局の資産(個人情報資産・金融資産を含む)の一部または全部を他の文学フリマ地域事務局および一般社団法人文学フリマ事務局へ引き継ぐことができるものとします。業務の一部(連絡窓口の設置と運営、剰余金の精算・返金、出店の振替、中止に至った経緯の調査報告と再発防止策の報告等)も必要に応じて引き継ぎます。
第13条 (損害賠償・保証の否認・免責事項)
- 参加者が会場または主催事務局の設備 (机・椅子・その他什器を含む) を破損・汚損させた場合は原状回復費用・手数料・遅延損害金等の全額をお支払いいただきます。
- イベント自体が参加者の目的に適合する場であるか否かについて、主催事務局は保証いたしません。またイベントへの参加によって生じる直接的、間接的、付随的、結果的、偶発的、あるいは懲罰的な損害、経費、損失、または債務等について、主催事務局は一切の責任を負いかねます (ただし主催事務局に故意または重過失がある場合を除く)。
- 出店者が販売する作品について、主催事務局は賛同ないし内容の保証をするものではありません。
- 出店者によって販売された作品に関する購入者ないし第三者との間での紛争に関して、責任を負うのは出店者自身とします。
- 参加者の活動のうち、禁止事項に定められた事項にあたらないものについては主催事務局は関知しません。禁止事項にあたらない範囲の出来事について参加者間で紛争があった場合でも、当該参加者間で解決するものとし、主催事務局は責任を負いません (ただし主催事務局による故意または重過失が原因の場合を除く)。
- 会場内にて発生した急病人に対して、周囲に居合わせた主催事務局スタッフまたは参加者によって、善意のもと行われた応急手当については過失・過誤があったとしても悪意がない限りその過失・過誤を免責されるものとします。
- 主催事務局が参加者に対し損害賠償義務を負う場合、当該開催回で参加者が主催事務局に支払った出店料等の総額を限度額として賠償責任を負うものとします (ただし主催事務局に故意または重過失がある場合を除く)。
- 本規約に定める条項の一部が無効とされた場合であっても、他の条項の有効性に影響を与えないものとします。この場合、当該無効とされた条項は、当初に意図された目的が可能な限り達成できる有効な条項に当然に置き換えられるものとし、参加者はこれを予め承諾するものとします。
- 主催事務局と参加者との間で紛争が生じた場合、双方は紛争の解決に向けて誠意をもって努力するものとします。紛争の結果によって生じた損害について、主催事務局は一切関知いたしません (ただし主催事務局に故意または重過失がある場合を除く)。
第14条 (個人情報の取り扱い)
- 個人情報の取り扱いについては別途プライバシーポリシーにて定めます。
- 申込に関する個人情報やカタログへ掲載する内容などは「文学フリマWebカタログ+エントリー」の利用規約・プライバシーポリシーに基づき管理します。
- 「文学フリマWebカタログ+エントリー」利用規約 https://c.bunfree.net/terms
- 「文学フリマWebカタログ+エントリー」プライバシーポリシー https://c.bunfree.net/privacy
第15条 (改訂)
- 主催事務局は、以下の場合には参加者の個別の同意を要せず事前の告知をもって本規約・個別規約の内容を変更・追加または削除 (以下、変更と記載) できるものとします。
- 本規約・個別規約の変更が参加者の一般の利益に適合するとき。
- 本規約・個別規約の変更が本規約の目的に反せず、かつ変更の必要性、変更後の内容の相当性、その他の変更に係る事情に照らして合理的なものであるとき。
- 主催事務局は参加者に対し、本規約・個別規約の変更にあたり、事前に本規約を変更する旨および変更後の本規約の内容とその効力発生時期を文学フリマ公式Webサイト ( https://bunfree.net/ ) にて告知します。
- 本規約の変更に際しては、事前の告知期間を十分に設けるよう主催事務局は努力しますが、公衆衛生上の緊急事態等への対処のため、開催直前ないし開催中にやむなく変更を行う場合があります。
第16条 (準拠法と裁判管轄)
- 主催事務局と参加者間で紛争が生じた場合には、東京地方裁判所または東京簡易裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
- 準拠法は日本法とします。